Windsurf
概要
Devin Desktop(旧 Windsurf、さらに遡ると Codeium)は Cognition が開発するエージェント型のコードエディタです。2026年6月2日に Windsurf から Devin Desktop へ改称され、OTA アップデートとして配信されました。プラン・拡張機能・キーバインド・MCP 接続はそのまま引き継がれ、再インストールや移行ウィザードは不要でした。
主な特徴
Agent Command Center
起動時の既定画面が、エディタのキャンバスから Kanban 形式の Agent Command Center に変わりました。ローカルエージェントとクラウドエージェントを 1 画面で並行管理でき、従来のエディタ画面にもそのまま切り替えられます。
Devin Local(旧 Cascade)
ローカルエージェントは Cascade から Devin Local に置き換わりました。トークン効率が最大 30% 改善し、サブエージェントとサンドボックス実行に対応、Devin CLI と同じアーキテクチャで動作します。旧 Cascade は 2026年7月で提供終了したため、Cascade を明示的に呼び出す CI パイプラインや自動化スクリプトは Devin Local へ向け直す必要があります。
SWE-1.6 と Codemaps
Cognition 自社のコーディングモデル SWE-1.6 が、コード構造を AI が注釈した視覚マップ「Codemaps」を駆動します。無料枠は約200トークン/秒、有料プランでは最大950トークン/秒で動作し、大規模なモノレポや未知のレガシーコードを短時間で把握する用途に効きます。
ACP による他社エージェント連携
Agent Client Protocol(ACP)に対応し、Codex・Claude Agent・OpenCode など ACP 互換のエージェントを同じ画面から実行できます。
プラン・料金
2026年3月19日にクレジット制を廃止し、日次・週次のクォータ制へ移行しました。Pro は $15 から $20 に改定され、Devin Cloud のクラウドエージェントも $20 の Pro プランから使えるようになっています。6月の改称にともなう料金変更はありません。
| プラン | 月額 | 特典 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 日次クォータの範囲で利用 |
| Pro | $20 | 標準クォータ、Devin Cloud |
| Max | $200 | 最大クォータ |
| Teams | $40/ユーザー | 一括請求、チーム管理 |
| Enterprise | 要問合せ | SSO、監査、オンプレ |
旧 Windsurf Enterprise プランも引き続きサポートされます。
代表的な活用例
- Codemaps で大規模コードベースの構造を把握する
- Devin Local による自律的なマルチファイル編集
- Agent Command Center で複数タスクを並行実行
- ACP 経由で他社エージェントを同じワークスペースから使う
強み
- ✅ Agent Command Center でローカル/クラウドのエージェントを一元管理
- ✅ Devin Local はトークン効率が改善しサブエージェントに対応
- ✅ Codemaps は競合に同等機能がなく、モノレポ・レガシー解析に強い
- ✅ SWE-1.6 による高速なエージェント実行(有料プランは最大950トークン/秒)
- ✅ ACP 対応で他社エージェントも同居できる
- ✅ オンプレ/自己ホストの選択肢が残る
弱み
- ❌ 改称と Cascade 終了で、既存の手順書・CI 設定の読み替えが必要
- ❌ クォータ制移行で Pro が $15 → $20 に値上げ
- ❌ Cursor に比べるとエコシステム・拡張の層が薄い
- ❌ 日本語ドキュメントが限定的
公式情報
- 公式サイト: https://devin.ai
- Devin Desktop ドキュメント: https://docs.devin.ai/desktop
- Cognition: https://cognition.ai
使いこなし Tips
SNS・コミュニティで共有されている実践的な使い方
- Windsurf(Devin Desktop)の Cascade は、コマンドの上に `// turbo` と書くとそのコマンドだけ自動実行される。`// turbo-all` ならワークフローファイル内の全コマンドが対象になる(出典: https://x.com/windsurf_ai/status/1929697293613330515)
- Windsurf の Cascade は、PR 説明文のフォーマットをルールとして登録しておくと、以後は頼むだけでそのフォーマットの PR 説明文を自動生成してくれる(出典: https://x.com/windsurf_ai/status/1893746108406349826)
- Windsurf(Devin Desktop)の Cascade は、バージョン管理とは別に「Revert」機能で直前のステップまで変更を巻き戻せる(出典: https://x.com/windsurf_ai/status/1892658688013619346)