概要
Devin は Cognition AI が開発する自律型ソフトウェアエンジニア AI エージェントです。PR 作成、テスト実行、レガシーコードのモダナイズまで、人間のエンジニアのように一連のタスクを自律実行します。Web・デスクトップ・CLI の3経路から同じエージェントを利用できます。
主な特徴
1. Devin Fusion(マルチモデルハーネス)
高価なフロントモデルを全工程に当てるのではなく、フロンティアの「メインエージェント」と安価な「サイドキック」モデルを並走させ、機械的な作業をサイドキックへ振り分けてタスク途中でモデルを切り替えます。既存プランの内側で自動的に動き、Cognition のベンチマークでは最大60%のコスト削減を主張しています。
2. SWE-1.7(自社コーディングモデル)
Kimi K2.7 をベースに強化学習でコーディング特化させた自社モデル。Cerebras 経由で約1,000トークン/秒で動作し、Terminal-Bench 2.1 で 81.5%、SWE-Bench Multilingual で 77.8% を記録しています。Web・デスクトップ・CLI のいずれからも利用可能です。
3. Interactive Planning と並列セッション
着手前に計画を対話で調整でき、複数の Devin を並列起動して別タスクを同時に任せられます。
4. Devin Search / Devin Wiki
社内リポジトリを横断して検索・要約し、コードベースの理解を助けます。
5. Devin Desktop
コードエディタ兼 AI エージェント管理環境。ACP(Agent Client Protocol)に対応し、Codex や Claude Agent など他社エージェントも同じインターフェースから実行できます。
6. Devin Security Swarm
複数の Devin エージェントが並列でコードを解析し、脆弱性を検知 → サンドボックスで実証 → 修正 PR を自動作成します。
7. レガシーコードのモダナイズ
COBOL、Fortran、Objective-C などの大規模レガシーコードベースを読み込み、モダンな言語へのリファクタリングを提案・実装できます。
8. ビジュアル入力対応
Figma のデザイン、UI モックアップ画像、画面収録の動画を解析し、視覚的なバグや UI 要件を理解できます。
プラン・料金
| プラン | 月額 | 特典 |
|---|---|---|
| Free | $0 | お試し |
| Pro | $20 | 個人向け、SWE-1.7 込み |
| Max | $200 | 大量利用枠 |
| Teams | $80 + $40/席 | チーム機能 |
| Enterprise | 要問合せ | VPC デプロイ、SAML SSO |
セルフサーブは Free / Pro $20 / Max $200 / Teams(基本 $80 に加えて1席あたり $40)という4段階に整理され、超過分は ACU で従量課金されます。ACU(Agent Compute Unit)は VM の稼働時間・推論トークン量・ネットワークをまとめた正規化単位で、1 ACU は Devin が約15分間アクティブに作業する量 に相当します。
代表的な活用例
- バグ修正と PR 作成の自動化
- レガシーコードのモダナイズ
- テスト自動生成・カバレッジ改善
- 脆弱性の検出と修正 PR の作成
- ドキュメントからコード実装への変換
強み
- ✅ Free から試せて、個人利用は $20 から
- ✅ 並列実行で複数タスクを同時進行
- ✅ Devin Fusion でコストを抑えつつ品質を維持
- ✅ 大規模レガシーコードにも対応
- ✅ Figma・動画などビジュアル入力に対応
弱み
- ❌ ACU の消費量が事前に読みにくい
- ❌ 複雑なタスクではまだ人間のレビューが必須
公式情報
- 公式サイト: https://devin.ai
- 料金ページ: https://devin.ai/pricing
使いこなし Tips
SNS・コミュニティで共有されている実践的な使い方
- Devin ではリポジトリ直下に agents.md を置くと、プロジェクトの背景やルールを書いた「プロジェクトマニュアル」として読み込まれ、初期セットアップの手間が減る(出典: https://x.com/JulianGoldieSEO/article/2079822793454358898)