Flux
概要
Flux は Black Forest Labs (BFL) が開発する画像生成モデル ファミリーです。画像生成の現行フラッグシップは FLUX.2 で、後継の FLUX 3 は 2026 年 7 月 23 日に発表されたものの、一般提供が始まっているのは動画側の FLUX 3 Video だけで、FLUX 3 Image はまだ一般提供前です。FLUX.2 は最大 10 枚のリファレンス画像にまたがるキャラクター・レイアウト・スタイルの一貫性、4 メガピクセル解像度での生成/編集を備え、写実性とプロンプト追従性の両方で最前線に位置します。
主な特徴
FLUX.2 のマルチリファレンス条件付け
最大 10 枚のリファレンスから同じキャラクター・同じ世界観を保ったまま別カットを生成できます。作品内での一貫性が必要なコミックや広告シリーズに強みがあります。
オープンウェイト + 商用エンドポイント
FLUX.2 は複数のバリアント (Pro / Flex / Dev / Klein) で提供されます。Pro / Flex はホスト型の商用エンドポイント、Dev はダウンロード可能なオープンウェイトで商用利用には BFL からの別途ライセンスが必要、Klein は Apache 2.0 で商用制限なくローカル実行できます。
FLUX 3 でマルチモーダルへ
FLUX 3 は画像・動画・音声・ロボット動作を単一アーキテクチャで扱うマルチモーダルモデルとして発表されました。2026 年 8 月上旬に FLUX 3 Video が一般提供に入り、最大 20 秒・音声つきの動画を 1 回の生成で出力できます(従量課金は 1 秒あたり $0.06〜$0.54)。FLUX 3 Image と オープンウェイトの FLUX 3 Dev は今後の提供予定です。
プラン・料金
| 提供形態 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| BFL API | 1 credit = $0.01 | 画像単位課金 |
| FLUX.2 [Pro] | 約 $0.03/MP | 1024×1024 ≒ $0.030 |
| FLUX.2 Klein | 初 1MP $0.014 | 以降 $0.001/MP |
| FLUX.2 [Dev] | オープンウェイト DL | 商用は BFL ライセンス必須 |
BFL の料金ページに載っているのは FLUX.2 / FLUX Tools / FLUX.1 で、FLUX 3 Image の単価はまだ公開されていません。直接のエンドユーザー向けサブスクではなく、API 従量課金 もしくは Together.ai / Replicate / OpenRouter 等のホスト経由で利用します。
代表的な活用例
- 写実性が重視される広告ビジュアル・プロダクトショット
- キャラクター一貫性が必要なマンガ・絵本・ストーリーボード
- プロダクト画像の背景差し替え・バリエーション生成
- ComfyUI に Dev モデルを組み込み、LoRA と組み合わせた高度な制作
強み
- 最高クラスの写実性とプロンプト追従
- 最大 10 枚のリファレンスで一貫性を保てる
- オープンウェイト (Dev / Klein) でローカル実行も可能
- 文字描画が世代ごとに大きく改善
弱み
- エンドユーザー向けの統合 UI は薄く、API/サードパーティ前提
- Dev モデルの商用利用には別途ライセンス契約が必要
- 高解像度生成はコストがかさみやすい