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GPT(OpenAI)

GPT(OpenAI)

概要

GPTシリーズ は OpenAI が開発する大規模言語モデル (LLM) のファミリーです。2022年のChatGPT公開以来、LLM市場の事実上の標準となっており、API・ChatGPT・各種プロダクト経由で幅広く利用されています。2026年8月現在のフラッグシップは GPT-5.6(2026年7月9日一般提供開始)で、Luna / Terra / Sol の3構成に整理されました。

最新モデル: GPT-5.6

2026年7月9日に一般提供が始まった OpenAI のフラッグシップ。従来は5バリアントに分かれていたラインナップを、能力の低い順に Luna / Terra / Sol の3つへ整理し、価格帯と用途の対応を分かりやすくしました。

3つの構成と API 料金

2026年7月30日、一般提供から3週間で Terra と Luna が値下げされました(Luna は入力 $1.00→$0.20 の80%減、Terra は入力 $2.50→$2.00 の20%減)。Sol は提供開始時から据え置きです。

モデル用途API料金(入力 / 出力 per 1M tokens)
GPT-5.6 Sol最高性能。複雑な推論・研究・エージェント$5 / $30
GPT-5.6 Terra汎用フラッグシップ$2 / $12
GPT-5.6 Luna高速・低コスト。大量処理向け$0.20 / $1.20

2026年8月の動き

  • 8月10日 — GPT-5.6-Cyber: Sol をベースにしたサイバーセキュリティ特化モデル。重要インフラ保護・脆弱性調査向けに、信頼済みアクセスプログラムで提供。
  • 8月13日 — Ultrafast モード(プレビュー): GPT-5.6 Sol を最大14倍の速度で実行できるモード。対話的な用途やエージェントの試行回数を稼ぎたい場面で効きます。

主な特徴

1. 推論努力レベルの制御

簡単な質問には即答、複雑な推論には時間をかけて深く考える、というレベルを段階的に調整できます。ユーザー側で制御することで、コストと品質のバランスを取れます。

2. ネイティブ Computer Use API

画面を認識してクリック・入力操作を行う自律エージェント機能が API として統合されています。ブラウザ操作・デスクトップアプリ操作・フォーム入力などを自動化でき、従来の Operator 製品を吸収しました。

3. 100万+トークンのコンテキストウィンドウ

長文ドキュメント・コードベース全体・複数ファイル参照に対応します。

4. Codex(コーディングエージェント)

コーディング特化モデルだった Codex はメインラインに統合され、一般用途でもフロンティアレベルのコード生成が可能になりました。Codex は iOS / Android の ChatGPT アプリでも利用でき、Dell との提携によりハイブリッド/オンプレミス環境への導入も可能になっています。

5. GPT Image 2.0(画像生成)

2026年4月21日提供開始の画像生成モデル。課金はトークンベースで、テキスト入力 $5 / 画像入力 $8 / 画像出力 $30(いずれも per 1M tokens)です。1024×1024 の1枚あたりに直すと低品質で約 $0.006、中品質で約 $0.053、高品質で約 $0.211 が目安になります。

6. Sora(動画生成)— 提供終了

Sora は終了しました。 OpenAI が 2026年3月24日に終了を発表し、Web / iOS / Android アプリは 2026年4月26日に提供終了。Sora 2 API も 2026年9月24日に停止します。後継の予定は公表されていません。API を使っている場合は 9月24日までに移行先を決める必要があります。

終了理由は採算性で、運用コストが 1 日あたり約100万ドルに対し累計売上は約210万ドルだったと報じられています。OpenAI はコーディングとエンタープライズ向けに計算資源を寄せる方針です。動画生成を続けるなら Runway・Kling・Luma などが移行先になります。

ChatGPT プラン

プラン月額主な特典
Free$0GPT-5.6 に制限付きアクセス(広告表示あり)
Go$8Free より広い利用枠。広告表示あり
Plus$20GPT-5.6 ファミリー、画像生成、音声モード、Deep Research(月10回)、Codex、Agent Mode
Pro$100Plus の約5倍の利用枠。Codex 込み(2026年4月9日開始)
Pro$200Plus の約20倍の利用枠。Operator エージェント、優先アクセス
Business$25/ユーザーチーム機能、管理コンソール、データ保護
Enterprise要問合せSSO、監査ログ、専用サポート、SLA

Pro は $100 と $200 の2段階です。差は利用枠の大きさ(約5倍 / 約20倍)で、常時エージェントを回すのでなければ $100 で足ります。

代表的な活用例

  • コード開発: Codex、Canvas、コード実行、マルチファイル編集、デバッグ
  • リサーチ: Deep Research、長文ドキュメント要約、論文分析
  • 業務自動化: Computer Use で PC 操作を自律実行
  • コンテンツ生成: 記事・メール・マーケティングコピー
  • データ分析: Advanced Data Analysis、Python実行、グラフ生成
  • 画像生成: GPT Image 2.0(動画の Sora は終了済み)

強み

  • 統一アーキテクチャ — 推論・コード・エージェント・マルチモーダルを1モデルで網羅
  • Computer Use API — ネイティブでPC自律操作が可能
  • 最大のエコシステム — GPTs マーケットプレイス、プラグイン、豊富な SDK
  • 業界標準API — REST API・Python/Node/Java SDK
  • 価格帯の選択肢 — Luna なら入力 $0.20/1M と、大量処理でも通る単価になりました
  • マルチモーダル — テキスト・画像・音声・動画・Computer Use

弱み

  • ❌ Pro の上位版は $200/月 と高額
  • Sol の API 料金($5/$30)は Terra の2.5倍で、常用するとコストが跳ねる
  • ❌ クローズドソース(モデルウェイト非公開)
  • ❌ APIレート制限(ピーク時)
  • ❌ プライバシー懸念(企業データの扱い)

公式情報

公式サイト