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Llama(Meta)

Llama(Meta)

概要

Meta のモデルファミリーは、オープンウェイトの Llama 系と、Meta Superintelligence Labs が出すクローズドの Muse 系の二本立てです。推論・エージェント用のフロンティア枠が Muse Spark 1.1(クローズド、$1.25/$4.25 per 1M tokens)、ローカル実行用のオープンウェイト枠が Muse Glimmer 30B(2026年8月10日公開・Apache 2.0)、大規模なオープンウェイト MoE が Llama 4 という構成です。

現行ライン: Muse Spark 1.1 / Muse Glimmer 30B / Llama 4

モデル種別特徴料金
Muse Spark 1.1クローズド(API)マルチモーダル推論・エージェント特化。100万トークンコンテキスト、ツール利用・コンピュータ操作・コーディングを強化$1.25 / $4.25 per 1M tokens
Muse Glimmer 30Bオープンウェイト(Apache 2.0)Muse Spark からロジット蒸留した 30B。関数呼び出し・ローカルコーディング・長いツール利用セッション向け無料(自前ホスティング)
Llama 4 Scoutオープンウェイト17B active / 109B total、10Mトークンコンテキスト無料(自前ホスティング)
Llama 4 Maverickオープンウェイト17B active / 400B total、1Mトークンコンテキスト無料(自前ホスティング)

主な特徴

1. Muse Glimmer — コンシューマGPU 1枚で動くエージェントモデル

30B パラメータで、24GB クラスの GPU 1 枚を積んだ Mac や PC で動きます。オフラインでも動作し、関数呼び出し・ローカルでのコーディング・長時間のツール利用・LLM-as-a-judge といったエージェント用途に振った設計です。重みは Hugging Face で配布され、llama.cpp / MLX / ExecuTorch 向けの最適化済み統合が用意されています。

2. Apache 2.0 でのオープンウェイト回帰

Muse Glimmer は Llama 系の Community License ではなく Apache 2.0 で公開されました。MAU 制限などの条件が付かないため、商用利用の判断が単純になります。

3. 業界最長級のコンテキスト(Llama 4 Scout)

Scout は 10Mトークンという業界最長級のコンテキストウィンドウを持ち、H100 1台(Int4量子化時)で動作します。

4. ネイティブマルチモーダル MoE

Llama 4 はオープンウェイトモデルとして初めてネイティブマルチモーダル MoE アーキテクチャを採用し、テキスト・画像・コード・多言語を統合的に扱えます。

5. Meta Model API(Muse Spark の有料 API)

meta.ai での消費者向け利用は無料のまま、開発者向けには Meta Model API がパブリックプレビューで提供されています。$1.25/$4.25 という単価は主要フロンティア API の数分の一の水準です。

6. 豊富なホスティング選択肢

  • AWS Bedrock
  • Azure AI Foundry
  • Google Cloud Vertex AI
  • Groq(超高速推論)
  • Fireworks AI
  • Together AI

活用例

  • ローカルエージェント: Muse Glimmer をノート PC 上で動かし、ネット接続なしでツール実行させる
  • オンプレ/プライベート LLM: 機密データを外部に出さずに自社で運用
  • 長文処理: 10Mコンテキストを活かして大規模ドキュメント・コードベース解析
  • カスタムファインチューニング: 業種特化モデルの構築
  • コスト削減: API 料金を避けて自前ホスティング

強み

  • Muse Glimmer 30B が Apache 2.0で、GPU 1枚のローカル環境でエージェントを回せる
  • 10Mトークンコンテキスト(Llama 4 Scout、業界最長級)
  • MoEアーキテクチャで効率的(17B activeで400B totalの性能)
  • ネイティブマルチモーダル(オープンモデル初)
  • Muse Spark の API 単価が $1.25/$4.25 と主要フロンティア API より大幅に安い
  • 豊富なホスティング選択肢

弱み

  • 自前ホスティングが必要(運用コスト・インフラ知識が必要)
  • GPT-5.6 や Claude Opus 5 と比べると最上位性能ではやや劣る
  • フロンティア枠の Muse Spark はクローズドで、重みが公開されない
  • 日本語最適化は限定的(英語・コードが中心)
  • ❌ Llama 系は商用利用にライセンス制約あり(MAU 7億以上は別途ライセンス)

公式情報

公式サイト