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概要

Elicit は学術論文専門の AI リサーチアシスタントです。汎用チャット AI と違い、1 億 3,800 万本以上の学術論文と 54 万 5,000 件の臨床試験を対象に、セマンティック検索で関連論文を発見し、要約・抽出・スクリーニングまで支援します。研究者・大学院生・医療従事者・エビデンスベースの意思決定を行う実務家向けのツールです。

主な特徴

1. セマンティック学術検索

正確なキーワードを知らなくても、意味ベースで 1 億本超の論文から関連研究を検出。キーワードヒットに頼らないため、汎用チャット AI では見つけられない専門論文にたどり着けます。

2. Systematic Review(体系的レビュー)

カスタム選定基準に従って数千本の論文を自動スクリーニングし、各判定に理由を付けて提示します。PRISMA 2020 に準拠し監査可能な形で出力され、Cochrane の 994 レビューを対象とした検証では検索再現率 95%・全文スクリーニング 99%・抽出精度 96% を記録しています。

3. Sentence-level Citations

AI が生成するすべての要約・主張に対し、論文本文の該当センテンスへの引用リンクが付きます。ハルシネーション対策として、研究者が根拠を一瞬で検証できる設計です。

4. データ抽出テーブル

複数論文から介入・結果・サンプルサイズ・統計的有意性などを自動抽出し、比較可能な表形式で出力。メタ分析やレビュー論文作成の強力な補助となります。

5. Notebooks

検索・要約・Systematic Review を 1 つの「生きたページ」に統合するインターフェース。複数のクエリや自分でアップロードした PDF を横断して論文を束ね、選んだ論文だけとチャットしたり、必要な数だけ要約を作ったりできます。フィルタと抽出カラムで絞り込みながら、そのまま体系的な文献検索へ進められます。

6. Elicit Research Agent

2026 年 8 月 4 日に公開された、意思決定用途向けの上位環境。学術論文だけでなく臨床試験・特許・規制データベースなど複数のソースを横断してエビデンスを統合し、引用付きのレポート・分析・表・可視化を生成します。競合ランドスケープ分析のような、論文検索だけでは完結しない調査を想定した機能です。

7. API / MCP サーバー

Search API(1.38 億本の論文と 54.5 万件の臨床試験)、Reports API(引用付きの回答生成)、Systematic Review API(エンドツーエンドの体系的レビュー)をプログラムから呼び出せます。同じ機能は MCP サーバー経由でも提供され、Claude・ChatGPT・Gemini など MCP 対応クライアントの中から直接 Elicit を動かせます。

プラン・料金

プラン月額主な特典
Basic$0検索無制限、自動レポート月 2 本、抽出テーブル 2 カラム
Plus$12(年額 $120)月 4 本の自動レポート
Pro$49(年額 $499)月 12 本のレポート・システマティックレビュー、高精度カラム無制限
Team$79/席(年額 $780/席、2 席以上)月 20 本、共同編集、共有
Enterprise要問合せ組織向け機能

代表的な活用例

  • 修論・博論の先行研究レビュー
  • 医学・臨床研究のシステマティックレビュー
  • 政策・エビデンスベースの意思決定支援
  • 特許・技術動向の一次ソース調査
  • MCP 経由で Claude / ChatGPT の中からエビデンス収集を自動実行する

強み

  • ✅ 1 億本超の学術論文・臨床試験に特化
  • ✅ 引用レベルの根拠表示でハルシネーションを抑制
  • ✅ システマティックレビューを大幅に効率化
  • ✅ API / MCP で自前のワークフローに組み込める

弱み

  • ❌ 学術論文以外(一般ニュース等)には弱い
  • ❌ 自動レポート数が月単位で制限される
  • ❌ Team プランは研究室単位では高額
  • ❌ 日本語論文のカバレッジは英語ほど強くない

公式情報

公式サイト