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概要

Udio は、元 Google DeepMind の研究者らが2024年に立ち上げた AI 音楽生成サービスです。Suno と並び「テキストからフル楽曲を生成する」カテゴリを代表するプロダクトで、ボーカルの自然さ・音質のクリアさに高い評価を受けています。Andreessen Horowitz(a16z)や will.i.am、Common などが出資しています。

2025年10月に Universal Music Group(UMG)と和解し、ライセンス取得済みの学習データで作る新しい音楽生成プラットフォームを共同で立ち上げることで合意しました。現在の Udio はその移行期間中にあり、既存モデルは使えるものの生成物は「ウォールドガーデン」内に閉じられ、音声・動画・ステムのダウンロードが停止されています。

主な特徴

1. プロンプトからの高品質楽曲生成

ジャンル・ムード・楽器・年代などを自由に組み合わせたプロンプトから、2分前後の楽曲を生成。ヴァース/コーラス構造が明確で、ボーカルの発音と音質が特に評価されています。

2. Extend と Remix

  • Extend: 生成された30〜40秒のクリップを、セクションごとに前後へ延長
  • Remix: 既存トラックのスタイルを変えて再生成
  • セクション単位で編集できるため、楽曲を積み上げるように組み立てられます。

3. カスタム歌詞とインストゥルメンタル

歌詞を自分で書いて指定することも、インストゥルメンタルのみの生成も可能。ジャンルタグの組み合わせ(例: "dreamy synthwave, female vocal, 1980s")でサウンドを細かくコントロールできます。

4. コミュニティとプレイリスト

Udio サイト上で他ユーザーの楽曲を聴いたり、いいね・コメントできるコミュニティ機能があります。

プラン・料金

UMG との提携に伴いクレジット枠が増量されました。一方で、この移行期間中はどのプランでもダウンロードが停止されています。

プラン月額クレジット
Free$0月100クレジット、非商用利用のみ
Standard$10(年払い $8)月2,400クレジット、非公開曲、1日あたりの上限なし
Pro$30(年払い $24)月6,000クレジット、商用利用権

クレジットは毎月リセットされ、繰り越しはできません。年払いは20%引きです。

権利・法務の現状

UMG との訴訟は2025年10月に和解済みで、UMG のアーティスト・ソングライターはオプトイン制で新プラットフォームに参加できます。新プラットフォームは2026年内の公開予定で、それに合わせてダウンロードも再開される見通しです。ただし別枠のリスクは残っており、Sony Music は2026年7月に音源30,117件の無断使用を主張して Udio を再提訴しました(裁判所は別訴として扱う判断)。

代表的な活用例

  • 動画クリエイター: YouTube / TikTok 用オリジナル BGM
  • プロデューサーの下書き: アレンジのアイデア出し、サンプル生成
  • 広告音楽: 短尺オリジナルトラックの量産
  • 音楽ファン: 好きなジャンルを自由に試す娯楽用途

強み

  • ボーカルの自然さと音質のクリアさに定評がある
  • ✅ Extend 機能でセクション単位の組み立てがしやすい
  • ✅ Suno とは異なる音色傾向で、使い分ける価値がある
  • ✅ コミュニティ機能が充実しており、他人の成果物から学びやすい

弱み

  • ダウンロードが停止中。移行期間が明けるまで、作った曲をプラットフォーム外へ持ち出して配信・納品することができません
  • ❌ Sony Music による再提訴が進行中で、法的リスクが完全には解消していない
  • ❌ Suno に比べてジャンル網羅性・モバイル対応がやや弱い
  • ❌ 無料プランは商用利用不可
  • ❌ プロンプトに対する完全な制御は難しく、数回の試行が前提

公式情報

公式サイト

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