Hex
概要
Hex はコラボレーション型データワークスペース。Jupyter Notebook と BI ダッシュボードを組み合わせたような UI で、SQL + Python + R を統合実行できます。製品内で「Hex Magic」と呼ばれていた AI 機能は Hex AI として整理され、現在は用途別に分かれた複数のエージェントが中核になっています。
主な特徴
用途別の AI エージェント
ノートブック内に SQL/Python のセルを書く Notebook agent、非エンジニアがチャットで質問する Threads、セマンティックモデルを整備する Modeling agent、アプリ利用者向けの Chat with App agent、データアプリを生成する Generative Apps agent(ベータ)が用意されています。
選択できるモデル
2026年8月時点で GPT-5.6(Sol / Terra / Luna)と Claude Opus 5、Fable 5 が選べ、Opus 系ではトークン出力を高速化する Fast Mode も利用できます。
CLI / API からのエージェント実行
Hex Agent をコマンドラインと API から呼び出せるようになり、ターミナル中心のワークフローにも組み込めます。
Context Studio と Evals
エージェントに与える文脈を観測・テストして本番投入する Context Studio と、本番前に性能を測る Evals フレームワークが提供されています。
統合データ分析環境
- SQL — 各種 DB 直接クエリ
- Python — pandas、numpy、scikit-learn
- R — 統計分析
- チャート — インタラクティブな可視化
- アプリ化 — Notebook をダッシュボードに変換
豊富な連携
Snowflake、BigQuery、Databricks、PostgreSQL、MySQL、dbt など主要データウェアハウス・DB に対応。
チームコラボ
リアルタイム共同編集、コメント、バージョン管理、権限管理。
プラン・料金
プランは Community / Professional / Team / Enterprise の 4 段階で、Professional が $36/エディター/月、Team が $75/エディター/月です。
| プラン | 月額 | 特徴 |
|---|---|---|
| Community | $0 | 基本機能、Notebook agent はトライアルのみ |
| Professional | $36/エディター | Notebook agent、ノートブック無制限、公開アプリ 5 本まで |
| Team | $75/エディター | Threads agent、Modeling agent、公開アプリ無制限、スケジュール実行 |
| Enterprise | 要問合せ | SSO、監査、ガバナンス、専任サポート |
※ 大容量マシン・GPU などのコンピュートはペイアズユーゴー課金($0.32〜$6.70/時間)。
代表的な活用例
- データチームの日常分析ワークフロー
- 経営ダッシュボード構築
- 顧客分析・マーケティング分析
- ML モデルの実験・プロトタイピング
- データレポートの自動化
強み
- ✅ 用途別 AI エージェントで技術者と非技術者を同じ基盤でカバー
- ✅ SQL + Python + R の統合実行
- ✅ チームコラボ機能が充実
- ✅ 主要データウェアハウスとの連携豊富
- ✅ Notebook をアプリ化可能
- ✅ CLI / API からもエージェントを実行できる
弱み
- ❌ $75/エディター とやや高価
- ❌ 個人・小規模チームには過剰な場合も
- ❌ 学習曲線がやや急
- ❌ コンピュート使用量で追加課金が発生