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概要

PathAI は AI を用いてがん診断の精度向上を目指す米国ボストンの企業。病理画像(組織サンプルのデジタル画像)を AI 解析し、病理医がパターンや異常を見落とさないようにサポートします。2026年5月に Roche が最大10億5000万ドル(前払い7億5000万ドル+マイルストン最大3億ドル)での買収に合意しており、2026年後半のクローズを見込んでいます。

主な特徴

AISight Dx(デジタル病理プラットフォーム)

クラウド型のデジタル病理プラットフォーム。病理医がスライドをデジタルで閲覧・管理し、AI で診断工程を支援します。一次診断用途で FDA の 510(k) クリアランスを取得済みで、2026年2月には Labcorp が全米の解剖病理ラボと提携病院へ展開する契約を拡大しました。

AI 病理画像解析

デジタル化された組織サンプル画像を AI が解析し、以下を検出:

  • がん細胞の識別
  • 腫瘍の境界確認
  • 細胞の異常パターン
  • 治療効果の評価

病理医の補助ツール

AI が病理医の目を補完し、人間が見落とす可能性のあるパターンを検出。診断の二重チェックを可能にします。

開発中のソリューション

皮膚病理向けの PathAssist Derm が2026年3月に FDA のブレークスルーデバイス指定を受けました。

製薬会社との協業

バイオマーカー発見臨床試験での病理評価、コンパニオン診断アルゴリズムの開発に活用されています。Roche とは2021年から協業しており、2024年に AI 診断アルゴリズムの共同開発へ拡大しました。

プラン・料金

PathAI は病院・研究機関・製薬会社向けのエンタープライズ製品:

  • 公式価格非公開
  • 年間契約ベース
  • 病理画像の量利用規模に応じたカスタム見積もり

代表的な活用例

  • 病理検査室での診断補助
  • がん研究機関でのバイオマーカー発見
  • 製薬会社の臨床試験での病理評価
  • 遠隔病理診断
  • がん診断の質の均一化(病理医の熟練度に依存しない診断)

強み

  • AI 病理画像解析の先駆者
  • AISight Dx が一次診断用途で FDA クリアランス取得
  • Labcorp の全米ラボネットワークへ展開
  • 製薬会社との協業実績(コンパニオン診断)
  • 病理医を補助する設計
  • 早期発見に貢献

弱み

  • 病理学専用
  • エンタープライズ専用
  • ❌ 日本市場での導入は限定的
  • 医療機器として規制
  • ❌ Roche による買収クローズ後の提供体制は未公表
  • 最終診断は病理医

公式情報

公式サイト