Microsoft Copilot
概要
Microsoft Copilot は Microsoft が提供する AI アシスタントで、Web・Windows 11 統合・iOS・Android で利用できます。Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teams といった Microsoft 365 アプリと深く統合され、ビジネスユーザー向けの生産性向上に特化しています。個人向けは Microsoft 365 Premium、法人向けは Microsoft 365 Copilot として提供されています。
最新情報 / 主な特徴
基盤モデルは GPT-5.6 が主軸
OpenAI は GPT-5.6 が Microsoft 365 Copilot の推奨モデルになったと発表しており、Word・Excel・PowerPoint・Copilot Chat・Cowork で利用されています。あわせて Microsoft は自社モデル群「Microsoft AI Models」(推論の MAI-Thinking-1、コーディングの MAI-Code-1-Flash など)を用途特化・低コスト層として併用する方針を明確にしています。
Copilot Pro 単体販売は終了済み
Microsoft は 2025年10月1日に Copilot Pro の単体販売を停止し、機能を Microsoft 365 Premium($19.99/月)へ統合しました。既存の Copilot Pro 契約も 2026年8月1日以降は更新されません。Personal / Family プランでも契約者本人は Office アプリ内 Copilot を使えます。
Office アプリ内 Copilot
Word での文書下書き、Excel での数式・分析生成、PowerPoint でのスライド作成、Outlook でのメール要約・下書き、Teams での会議要約など、Microsoft 365 アプリ全体で Copilot がサイドパネルとして利用できます。
Copilot Cowork(自律エージェント)
2026年6月16日に Microsoft 365 Copilot ユーザー向けへ一般提供が始まった自律エージェント機能。「Work IQ」で組織の文脈を理解し、クラウド上でバックグラウンドにタスクを実行します。課金は固定額ではなく従量課金型(消費コンピュート課金)です。
Microsoft Security Copilot
Microsoft 365 E5 向けのセキュリティ運用支援。Microsoft および多数のパートナー製エージェントを組み合わせてインシデント対応を支援します。
無料プラン
Copilot(Web / モバイル)は無料でも利用できます。ただし 2026年4月15日に Office アプリ内の無料 Copilot Chat には利用制限が入りました。
プラン・料金
個人向けは Microsoft 365 Personal / Family / Premium の3段階に整理され、Copilot Pro のような AI 単体プランは存在しません。法人向けは Microsoft 365 Copilot のアドオン($30/ユーザー/月)が基本です。
| プラン | 月額 | 主な特典 |
|---|---|---|
| Free | $0 | Copilot(Web/モバイル)で基本機能 |
| Microsoft 365 Personal | $9.99 | Office アプリ、契約者本人に Copilot 機能 |
| Microsoft 365 Family | $12.99 | Personal の家族向け(最大6人) |
| Microsoft 365 Premium | $19.99 | Office アプリ、1TB OneDrive、旧 Copilot Pro 相当の上位 Copilot 機能 |
| Microsoft 365 Copilot(法人) | $30/ユーザー | 対象 Microsoft 365 ライセンスへのアドオン、Copilot Cowork、管理機能 |
代表的な活用例
- Word: 長文ドキュメント作成・書き換え・要約
- Excel: 数式生成、データ分析、ピボット作成
- PowerPoint: プレゼン資料の下書き・デザイン
- Outlook: メール下書き・スレッド要約
- Teams: 会議要約、アクション項目抽出
- Security Copilot: インシデント対応支援
強み
- ✅ Microsoft 365 との完全統合 — 既存ワークフローに自然に組み込まれる
- ✅ エンタープライズグレードのセキュリティ — Microsoft Graph / Purview 連携
- ✅ GPT-5.6 を主軸に据えつつ自社 MAI モデルも併用
- ✅ Word/Excel/PowerPoint エージェント — 専門タスクに最適化
- ✅ Security Copilot — SOC 向け専用機能
弱み
- ❌ 法人版は Microsoft 365 ライセンス必須でハードルが高い
- ❌ Copilot だけを単体購入する選択肢がなく、Microsoft 365 の契約が前提になる
- ❌ カスタムボットの作成機能は限定的
- ❌ Windows/Microsoft エコシステム外では魅力が薄い
- ❌ Copilot Cowork は従量課金型のため、エージェント利用が増えるとコストが読みにくい
公式情報
使いこなし Tips
SNS・コミュニティで共有されている実践的な使い方
- Microsoft 365 の各アプリ内で Alt+I(Mac は Option+I)を押すと、どのアプリからでも Copilot をすぐ呼び出せる(出典: https://tygartmedia.com/microsoft-365-copilot-keyboard-shortcuts-hidden-features-power-user-tips-2026/)