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概要

C3 AIThomas Siebel が創業したエンタープライズ AI 企業。現在の基盤は、オントロジーを核に AI エージェントの構築・デプロイ・ガバナンスまでを担う C3 Agentic AI Platform で、防衛・情報、連邦政府、海事、製造、石油・ガス、公益、ヘルスケアの各分野に事前構築されたアプリケーションを提供しています。2026年5月8日に創業者の Thomas Siebel 氏が CEO に復帰し(前 CEO の Stephen Ehikian 氏は President に就任)、連邦・防衛・航空宇宙を軸にした立て直し局面にあります。

現在の業績と再建状況

2026年4月期(FY2026)通期の売上高は 2億5,030万ドル、GAAP 営業損失は 4億9,850万ドル、期末の現金・現金同等物・投資残高は 5億7,540万ドルでした。

  • 第4四半期の売上高は 5,160万ドル
  • 人員はおよそ 1,075 名から約 700 名規模まで削減され、年間 1億3,500万ドル規模のコスト削減策はほぼ完了しています。
  • 連邦・防衛・航空宇宙分野の受注は前年比 134% 増となり、全受注の 55% を占めるまでになりました。
  • 経営目標はフリーキャッシュフローの黒字化・non-GAAP 黒字化・再成長

主な特徴

C3 Agentic AI Platform

同社は「エンタープライズ AI のためのエージェント型 OS」を掲げ、リアルタイムの意思決定と自律実行を前面に出した構成に変わりました。

  • データ統合
  • モデル学習・推論
  • デプロイ・運用
  • モニタリング
  • ガバナンス
  • C3 AI Studio(アプリ開発環境)と C3 Code(AI によるアプリ生成)が新たに加わっています。

業界特化アプリケーション

事前構築された産業別アプリケーション:

  • C3 AI Reliability — 設備信頼性
  • C3 AI Inventory Optimization — 在庫最適化
  • C3 AI Supply Network Risk — サプライチェーンリスク
  • C3 AI Energy Management — エネルギー管理
  • C3 AI Anti-Money Laundering — マネーロンダリング対策
  • C3 AI ESG — ESG 分析

生成 AI / エージェント

C3 Generative AI は特定の LLM に依存せず、企業データに基づいた RAG 型の回答を返します。Cathexis や stc Kuwait などとの Strategic Integrator Program を通じて、エージェント型 AI の外部パートナー経由の展開も広げています。

大規模導入実績

公式サイトでは米陸軍・米空軍・NATO・英海軍・英空軍・DLA(米国防兵站局)といった防衛・政府機関が主要顧客として並びます。

  • 米陸軍・米空軍
  • NATO・英海軍・英空軍
  • Shell
  • Baker Hughes
  • Koch Industries

プラン・料金

C3 AI はエンタープライズ専用で、公式価格を公開していません:

  • カスタム契約
  • 数十万〜数百万ドルの年間契約
  • POC(概念実証)から開始するケースが多い

代表的な活用例

  • 製造業の設備信頼性予測
  • エネルギー業界の需要予測
  • 金融のマネーロンダリング対策
  • サプライチェーンのリスク管理
  • 防衛・航空宇宙の予知保全と兵站

強み

  • 事前構築された業界別アプリが豊富
  • 連邦・防衛・航空宇宙での受注が伸びている
  • 上場企業で業績の透明性が高い
  • C3 Agentic AI Platform でオントロジー基盤のエージェント運用まで一気通貫
  • 潤沢な手元資金で再建の時間を確保できている

弱み

  • 売上が縮小し、GAAP 営業損失が大きい
  • 大規模リストラの途上で組織が流動的
  • 超高額でカスタマイズに時間がかかる
  • 柔軟性が低い(事前構築アプリに依存)
  • Palantir AIP との競合が激しい

公式情報

公式サイト