GitHub Copilot / Model Picker
Copilotに新モデル2つ追加
先月まではモデル選択肢が限られ、用途に合う頭脳を選びにくい場面がありました。9月1日にClaude Fable 5.1、9月3日にGemini 3.8 Flashがモデルピッカーに加わり、わずか2日差で主要2社の新モデルが揃っています。
2日間で主要2社が並んだ理由
競合の多モデル対応が進む中、GitHub Copilotのピッカーが一気に追いついた。
GitHub Copilotのモデルピッカーは、2026年9月1日の公式ChangelogでClaude Fable 5.1のGAを発表した。Anthropicの「Mythos」系列に属し、長時間かつ自律的なコーディング・タスク向けに設計されたモデルだ。わずか2日後の9月3日のChangelogでは、GoogleのGemini 3.8 FlashもGAになったと発表されている。
GitHub自身の初期評価によると、Gemini 3.8 Flashは複雑なターミナル操作を伴うコーディングタスクで高いパフォーマンスを示し、失敗からの検証・回復が粘り強いという。2つのモデルが週をまたがず立て続けに追加された背景には、CursorやWindsurfなど他ツールのモデル選択肢がすでに広い中、Copilotのピッカーが手薄に見え始めていた事情がある。
日付で見る今回の変化
提供範囲は2モデルで異なる。Fable 5.1はPro+・Business・Enterprise向けで、Business/Enterpriseでは管理者がポリシーを有効化するまで使えない(既定はオフ)。加えてAnthropicによるデータ保持が既定で有効になり、安全性分類のためにプロンプトと出力が保持される(モデル学習には使われない)。一方Gemini 3.8 FlashはPro・Pro+・Business・Enterpriseという広い範囲に届き、料金は2026年12月31日まで導入価格が適用される。
| Claude Fable 5.1 | Gemini 3.8 Flash |
|---|---|
| Anthropic / Mythos系列 | Google / Flash系列 |
| 長時間の自律コーディング向け | 複雑なターミナル操作・検証と回復が得意 |
| Pro+ / Business / Enterprise | Pro / Pro+ / Business / Enterprise |
| 管理者ポリシーは既定オフ | 新モデルは既定で有効(管理者が無効化しない限り) |
誰に、どう効くか
タスクごとにモデルを切替える人
長時間かかる自律的リファクタリングはFable 5.1、ターミナル操作を伴う複雑なデバッグはGemini 3.8 Flash、と使い分けの選択肢が明確に増える。
PM・管理者
Business/EnterpriseでFable 5.1を使わせるにはポリシーを手動で有効化する必要がある。導入するなら「気づいたら使えていた」ではなく能動的な設定作業として計画に入れる。
普段1つのモデルしか使わない人には、選択肢が増えただけで終わる話でもある。
10月2日の旧モデル終了に注意
今回の追加は単独の出来事ではない。9月3日のChangelogでは2026年10月2日に一部の旧モデルがCopilotの各機能から外れることも告知されており、Gemini 3.5 Flash・Gemini 3.6 FlashはGemini 3.8 Flashへ、Kimi K2.7 CodeはKimi K3へ、Claude Opus 4.7はClaude Opus 5へと、それぞれ後継への切り替えが必須になる。今回の2モデル追加は「選択肢が増えた」と同時に「一部モデルは近く使えなくなる」という強制移行の一部でもある。
行動可能な粒度で言うと、(1) Business/Enterprise管理者はFable 5.1のポリシーを今のうちに検討・有効化し、(2) 現在Gemini 3.5/3.6 FlashやKimi K2.7 Code、Claude Opus 4.7をワークフローに固定的に使っているチームは10/2までに後継モデルでの動作確認を済ませ、(3) 普段から複数モデルを使い分けている個人開発者はFable 5.1とGemini 3.8 Flashを実タスクで試して得意分野の当たりをつけておく、の3点が現実的な対応になる。反面、いつも同じモデルしか使わない人にとっては、10/2の強制切替を除けば影響は限定的だ。