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Image Generation / ChatGPT

ChatGPTの画像が、
DALL-Eを卒業する。

半年前まではDALL-E 3の名前も現役でしたが、もう過去のモデルです。ChatGPT内蔵の画像生成はGPT Image 2に統一され、旧DALL-E GPTインターフェースは2026年8月30日で提供終了。「DALL-Eで描いて」と言っても、もう誰にも通じません。

AI Navigate 編集部2026.08.22読了 7分

DALL-E 3 API 2026.05.12 終了 ChatGPT 2026.08.30 引退 GPT Image 1 2025.03 GPT Image 1.5 2025.12 GPT Image 2 2026.04.21〜 いま
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Why Now

「引退」は、突然ではない

DALL-Eの終わりは一度に来たわけではありません。まずAPIから消え、次にChatGPTの画面から消える——二段階の撤退でした。

2025年11月14日、OpenAIは開発者向けに dall-e-2dall-e-3 のAPI提供終了を予告し、実際に 2026年5月12日 をもって両モデルはAPIから削除されました。移行先として案内されたのは gpt-image-1 系列です。ここまではAPI利用者だけの話でした。

変わったのはここからです。ChatGPT内蔵の画像生成はGPT Image 2に統一され、旧DALL-E GPTインターフェースは2026年8月30日に完全に提供終了するとOpenAIが2026年7月31日に発表。一般ユーザーが日常的に触っていた「DALL-Eという名前の画像生成機能」が、ChatGPTの画面そのものから消えることになりました。詳細はOpenAI公式のChatGPTリリースノートで確認できます。

半年前まで2026年8月30日〜
DALL-E 3 が代名詞GPT Image 2 に一本化
API は dall-e-2/3 が現役API は gpt-image-1 系のみ
ChatGPT内に「DALL-E」GPTあり「ChatGPT Images」機能に統合
単発生成(推論なし)推論してから生成
02

撤退までの日付

告知から完全終了まで、猶予はおよそ1か月でした。

2026.04.21
GPT Image 2 リリース
2026.05.12
API から dall-e-2/3 削除
30日
引退発表(7/31)から完全終了(8/30)まで
2026.08.30
ChatGPT内 DALL-E GPT 完全引退
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What Changed

「描く」前に「考える」ようになった

DALL-E 3とGPT Image 2の違いは名前だけではありません。生成の手順そのものが変わっています。

OLD — DALL-E 3 プロンプト 推論ステップなし 画像を出力 NEW — GPT Image 2 プロンプト 推論・計画 reasoning Web検索 必要な場合のみ 画像を出力 2K・実験的に4K
FIG. 旧DALL-E 3はプロンプトから一発生成。GPT Image 2はGPT-5.4系バックボーン上で推論・計画し、必要ならWeb検索まで挟んでから出力する。

GPT Image 2は2026年4月21日にAPIで、翌22日にChatGPT向けに「ChatGPT Images」としてリリースされました。最大の変更点は、画像を生成する前にプロンプトの意図を推論・計画するステップを挟んだことです。文字を含む複雑な構図や、多言語のテキスト描画(日本語・韓国語・中国語・ヒンディー語・ベンガル語など)の精度が大きく向上しました。

解像度はネイティブで2K、実験的機能として4K出力にも対応しますが、OpenAI自身が2K超は「experimental」扱いだと案内しており、安定した高精細出力を求める用途では過信は禁物です。


「DALL-Eで」と言っても、
もう誰にも通じない


04

Who It Hits

誰の仕事が、どう変わるか

名前が変わっただけ、では済みません。呼び方を変えないと、ワークフローが静かに止まります。

デザイナー

社内テンプレやFigmaプラグインに「DALL-E 3で生成」という手順書が残っていないか確認を。テキスト描画精度が上がった分、バナーやUIモックのラフをGPT Image 2に置き換えると、修正の手戻りそのものが減ります。

マーケター

SNS運用やLP制作のプロンプト集に「DALL-E風に」「DALL-E 3のスタイルで」という指示文が残っていれば、まず伝わりません。多言語テキスト精度が上がったので、海外向けクリエイティブの現地語コピー入り画像を内製できる場面が増えます。

ビジネス利用者

DALL-E 3のAPIを直接呼んでいた自社ツールがあれば、5月12日時点ですでに動いていません。社内GPTsが公式「DALL-E」GPTに依存していないか、8月30日までに棚卸ししておく必要があります。

05

Next Steps

いま、やっておくこと

01

8月30日までに画像を保存する

公式DALL-E GPTで過去に作った画像は、GPT自体が消えると会話履歴からの再アクセスが難しくなります。残したい画像はダウンロードしてローカルかクラウドストレージに退避しておきましょう。

02

プロンプトの言い回しを更新する

「DALL-Eで」「DALL-E 3風に」という指示文は、もはや特定のモデルを指しません。ChatGPT Images(GPT Image 2)を前提に、「テキストを正確に入れて」「4Kで」など新しい機能を活かした指示に書き換えます。

03

自社ツールのAPI依存を点検する

dall-e-2/dall-e-3 を直接呼んでいた社内システムは5月12日時点で既に停止しているはずです。未対応のものが残っていないか、gpt-image-1系への移行状況をこの機会に確認してください。

06

Reality Check

手放しでは喜べない部分もある

GPT Image 2の推論ステップは精度を上げる一方、生成にかかる時間とコストを増やします。単純なアイコンやラフスケッチなど「速さ優先」の用途では、以前のDALL-E 3の一発生成の軽さを恋しく思う場面も出てくるでしょう。

解像度もネイティブは2Kどまりで、4KはOpenAI自身が「experimental」と位置づけています。旧DALL-E 3ユーザーが慣れていたアスペクト比の細かい指定についても、仕様が変わった箇所があるため、既存ワークフローをそのまま移植できるとは限りません。「名前が変わっただけ」と油断せず、実際に手を動かして挙動を確認することをおすすめします。